孤独なおちんちん

かなり恥ずかしがり屋な30代独身男性の孤独なブログ(U)主に自己啓発系の書評や自分の人生について語ります(U)

腸内フローラを改善すれば人生が変わる

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『腸が変われば人生が変わる 驚異の腸内フローラ』

この本、タイトルを見ると腸内フローラについてこれでもかというくらい推していく内容かと思って読んでみたら、意外な方向で面白い本でした。

 

大抵こういう類の本は、絶対にこういうことはしてはいけない、絶対にこうするべき、みたいな展開が多い印象なのですが、この本の著者の田中保郎さんは全くそういう感じがありません。

 

まあ、こういう風にしたほうがいいけど、無理してやらなくてもいいんじゃない?

というかんじのスタンスがずっと続きます。

まるでお坊さんが書いた禅の本を読んでいるような感覚になります。

 

今回は、この本の中でも特に著者の価値観が出ていて面白いなと思った部分を取り上げていきます。

 

手軽に短期間で腸内環境が良くなるような魔法は存在しない

著者の田中さんは腸内フローラが様々な症状に効くと語っています。

・うつ、不眠症、登校拒否、拒食症、自殺

・更年期障害

・アルツハイマー、パーキンソン

・ダイエット

・アレルギー、アトピー

・糖尿病

・がん、心筋梗塞、脳梗塞

ざっと挙げただけでもこれだけのものに腸内フローラは効果がある、腸内環境を改善すれば症状が改善されるとしています。

 

なぜこれらに腸内フローラが効くのかもひとつひとつ詳しく解説しています。

しかし、それと同時に田中さんが何度も念を押すように書いてあることがあります。

・効果が出るのは時間がかかる

・効果には個人差がある

・腸内環境は結局地道に食事と生活習慣を改善していくしかない

腸内フローラが良いものであるのは間違いないが、すぐに改善されるわけではないし、100%良くなるわけでもない。この方法なら完ぺきという聖杯のようなものがあるわけでもない。地道に体質改善していこう。

 

終始このようなスタンスです。

 

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体に良いと言われているものでも無理してやらない

一般的に良いとされているものに対しても客観的で懐疑的な態度を持ち続けます。

例えば

・朝食が体に良いかどうかは人による

・ヨーグルトが合わない人もいる

・「これを食べたら体に悪い」などと考えずに、おいしいと思うものも一緒にいろいろな食べ物を食べよう

・お腹を冷やしてばかりも良くないが温めてばかりも良くない

結局、極端になってしまって体にストレスを与えすぎるのが一番よくないということだそうです。

 

特に日本人は、これが良い、となると一斉にそっちの方向に振り切る傾向があります。

テレビでバナナが良いといえば翌日バナナが買い漁られて、そればかり食べたり。

だけどそのような極端な行動は腸内環境にとって必ずしも良いことではないということです。

 

それよりも、地道に、自然なスタイルで腸内環境を改善していくことが結果的に様々な病気などに効果を発揮するということでした。

 

腸内環境と人生は似ている

特に、プラス思考や笑いについて語っているこの部分はとても納得でした。

健康とは、偏らず、「体がバランスのいい」状態にあることです。

その人の持っているプラス思考は自然に生まれるもので、

「こうならなくちゃいけない」という気持ちから出てきたものではありません。

それがこの頃では、

「マイナス思考では敗北者になる。プラス思考で勝利者になれ」といったような強制的な考え方が、しょっちゅう言われるようになっています。

おかしいですよね。

もともとマイナス思考が強かった人はストレスが余計に溜まるのではないですか?

人間にとって何かを「しなければならない」とするプレッシャーほどストレスがたまることはないのです。

わかりますよね。

「お金を稼がなくてはならない」

「結婚しなくてはならない」

「ヤセてキレイにならなくてはならない」

こうしたプレッシャーに歩くのも億劫だ、とお考えでしたら、動かずにジッとしているしかないでしょう。

人間には、いろいろな生き方があります。

100%の正解なんてありません。

ひょっとしてあなたは「運動すると、かえって健康が損なわれる」特殊なタイプなのかもしれません。

確かに、自然に笑えば体にも腸にもいいでしょう。

しかし、笑いたくても笑う場面のない人間にまでそれを強いるのはどうでしょうか?

少なくとも私は、テレビのお笑い番組を見て笑えません。

「腹から笑う」のが腸にいいといわれてみても、そんなに腹から笑えるほどのことに出会ったのも、近頃、記憶にありません。

不運続きで笑う気になれない人もいるでしょうし、おしゃべりして笑い合える相手がなかなか見つからない人もいるでしょう。

決めつけることはないのです。

ごく自然に、笑いたければ笑い、とてもそんな気になれない時にはムリに笑わない。

たしかに現代は様々な強迫観念に押しつぶされています。

 

幸せでなければならない、努力しなければならない、楽しまなければならない、成功しなければならない、我慢しなければならない、自由でなければならない、お金持ちでなければならない、等々「~ねばならない」の呪縛に捉えられています。

僕もそうです。

 

この本は、腸内フローラの生かし方と人間の生き方を重ね合わせて、自然に生きることを諭している非常に不思議な一冊でした。