孤独なおちんちん

かなり恥ずかしがり屋な30代独身男性の孤独なブログ(U)主に自己啓発系の書評や自分の人生について語ります(U)

子どもの正しい褒め方

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仕事でたくさんの子どもと接して話を聞いていると、子どもを褒めることと甘やかすことの違いが曖昧になってしまっている親が多いなと感じます。

母親の場合は、甘やかすと調子に乗って怠惰になるからということでとにかく滅多に褒めないことが多いように感じます。

 

逆に父親の場合は、叱ったり命令したりするのはあまり良くないということでほぼ放任状態になってしまっていることが多いようです。

 

「褒める」と「甘やかす」の違い

脳機能学者である苫米地英人さんの著書『0歳から5歳の幼児教育』に、褒めることと甘やかすことの違いについて詳しく書かれていました。

褒めるとは、何らかの行動に対する評価です。何かよい行いをしたから、しっかりと褒めてあげるのです。一方、甘やかすとは、単に子供の要求を受け入れるだけで、そこに行動に対する評価はありません。自分の行動に対して親が褒めてくれると、子どもは

「いいことをすれば褒められる」→「もっといいことをしよう」

と考えるようになります。

 『0歳から5歳の幼児教育』

 

そんなこと言っても叱らなければいけないような事をする時もあるだろう、と思ってしまいます。

そういう時は、

①「褒める」という評価を与えず

②なぜ評価が与えられないのか、説明してあげる

 

日ごろからしっかりと褒めてあげて、子どもの気持ちを常にプラスの状態にしておけば、何かよくないことをしたとき「褒めてあげない」というゼロの状態にするだけで、子どもは自分自身で反省し、改善するようになります。

 『0歳から5歳の幼児教育』

 

どうしても叱った方がその場では言う事を聞いているかのように見えるので、つい叱ってしまう親は多いと思います。

だけど子どもとしては、とりあえず表面的に言うことを聞いているだけで、また元に戻ってしまいます。

 

そうすると、親は子どもに言うことを聞かせようとする度に怒らなければいけなくなります。

そしてますます子どもは反発するようになっていく、という悪循環に入っていきます。

恐怖によるコントロールは一時的には効果的ですが、長期的には良くない結果を生み出すことになります。

 

苫米地英人さんが言うように、褒められる状態を当たり前にして、悪いことをしたときは怒らなくても自然と自分で反省する、という状態にまで持っていくのは時間がかかると思います。

 

でも一度その関係ができてしまえばあとは親が何も言わなくても子供が勝手に自立してくれると思えば、やってみる価値はあると思います。

 

優しくすることと甘やかすことは違う

こんな記事がありました。

「家庭の教育力再生に関する調査研究」文部科学省委託研の調査によると、学生が弱くなってしまった理由の1位が「子どもに対して、過保護、甘やかせすぎや過干渉な親の増加」(66.7%)となっています。

親の過保護は、教育力の低下の原因ともなっているんですね。

news.nicovideo.jp

子どもを褒め続けるという事の根底には子どもへの信頼があります。

信頼が無いままテクニックとして褒め続けても子どもには響きません。

上の記事では親が甘やかすから子どもが弱くなると書いてありますが、もっと正確に言えば、子どもを信頼していないから子どもが弱くなるのです。

 

子どもを信頼していないから過保護、甘やかせすぎや過干渉になります。

これは優しさでもなんでもありません。

 

本当の優しさとは上でも書いたように、子どもを褒めてあげること。

褒められないような事をした時は良くなかった理由を説明してあげること。

それ以上の干渉は過保護、過干渉になってしまいます。

 

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命令するのではなく許可する

そんなこと言っても、勉強をさせなきゃいけないし、子どもが自立するのを気長に待っている余裕はない、と思うかもしれません。

 

そうするとついつい「勉強しなさい」とか「ゲームをやめなさい」と命令したり禁止したりしてしまいます。

でもそれは逆効果です。

 

命令や禁止による行動ばかりを繰り返していると、いつしか「人からの命令や支持がないと動けない子ども」「自分の頭で考えて行動することができない子ども」になってしまいます。つまり、子どもの自立を妨げているのと同じことなのです。

子どもと接するときは、「命令」や「禁止」ではなく、「許可」を与えるべきです。

実は「許可」のほうが、子どもに対してポジティブで強い影響力を持っているのです。

そのことは催眠術の世界でも証明されています。

たとえば、催眠の暗示をするとき、相手に「寝なさい」と言っても、相手はなかなか寝ません。

なぜなら「寝なさい」は命令だからです。

人間の意識は、抑圧されたら必ず反発します。

「寝なさい」と言われると、心のどこかで「いやだな」「寝たくないな」という反発の気持ちが芽生えて、なかなか眠れなくなります。

一方、相手に「寝ていいですよ」と許可を与えると、反発の気持ちが起こらず、喜んで眠ってしまいます。

許可は、相手に行動の選択を委ねているように見えて、実は最も強い影響力を与えているのです。

 『0歳から5歳の幼児教育』

 

これは自分自身に置き換えても実感できます。

~しなければいけない、と思うと不快感が襲ってきて余計できなくなります。

でも~してもいいか、と考えた場合はすんなりできたりします。

ちょっとした言葉の違いのように見えて、大きな効果の差があります。

 

ちなみに子どもたちや親御さんの話を聞いていると、ゲームに時間が奪われ過ぎて勉強できていないと悩んでいる人が多いです。

でもこんな記事があります。

 1日の勉強時間は、ゲームを遊ぶ子が平均80.3分、禁止の子が平均92.2分と回答した。一方、「子どもの成績がよい」と回答した保護者は、ゲームを許可している場合で92.5%、禁止の場合で92.6%と「ほぼ変わらない結果になった」(同社)という。

www.itmedia.co.jp

あまり躍起になってゲームを禁止したとしても成績はあまり変わらないようです。

 

褒めなくちゃいけない、にとらわれ過ぎない

こういう記事を読むと、何とかして怒らないようにして、褒めるようにしなければならないと考えてしまう人がいます。

でもそこにとらわれ過ぎると、先ほども書いたように逆効果になってしまいます。

 

~しなければならない、~してはならない、に自分自身もとらわれ過ぎず、子どもにも押し付けないことが大事になります。

最も大事な事は、子どもを信頼する、そして自分自身を信頼することが大事なようです。